このブログを始めた頃より、微々たるも知識が増えてきましたので、
以前投稿した『女性のイクは様々』を、より専門的に書き換えることにしました。
(『もくじ』内のタイトルも、書き換えました)
ではオーガズムの説明に入りますが、
なるだけ分かりやすいように、図を書いてみました。
(ちなみに、「オーガズム」は「イク」と同じ意味です)
下記の図は、
何かの文献から持ってきたわけでもなく、僕が書いたものです。
性科学的調査報告やアンケート調査、経験から考察して、皆さんに分かりやすいようにと図にしてみた感じです。
横軸が時間の流れ、
縦軸が快感の度合いで、上に行くほど快感は高まります。
そして快感が高まり、感覚が閾値(赤いライン)を超えることが『オーガズムに達する(イク)』ということになります。
そして、
人は「快」を感じると、『報酬系』という回路が活性化し、快感物質であるドーパミンが放出されます。
(ドーパミンや報酬系に関しては色んな意見がありますが、ここでは議論しません!)
簡単に言えば、このドーパミン放出量が多いほど、快感が強くなり、
縦軸が上に行くほど、大量のドーパミン放出が生じているということです。
では、それらを踏まえた上で、
クリトリスオーガズム(クリトリスでイクこと)を見ていきながら詳しく説明していきます。
↓図(A)

(1)愛撫により快感が高まり、徐々に上昇していきます。
(2)そしてその感覚が"引き上げライン"(青いライン)まで達すると、一気に快感は引き上げられます。
女性が「もうイッちゃう」とか「イキそう」とか言うのは、
大体この"引き上げライン"を超えたあたりになります。
(3)閾値まで達し、数秒間快感が持続します。
これがオーガズムです。
(4)その後、クリトリス刺激による「快感度」は低下します。(「敏感さ」は低下しない)
こんな感じです。
"引き上げライン"というのは、
女性の状態により変化するもので、
これが高いか?低いか?で「イキやすさ」が変わってきます。
例えば、
足をピンと伸ばし、全身にグーッと力を入れたりすると、この"引き上げライン"を低くすることができ、
結果、少ない刺激でも閾値へと引き上げることができるので、イキ易くなります。
例えば↓図(B)

どんな姿勢がイキ易いかは、若干個人差がありますが、
自分のイキ易い姿勢、力の入れ方を知っている女性は、この"引き上げライン"をコントロールできるわけですね。
逆に、
股関節、膝を曲げ、さらに全身脱力状態では、
"引き上げライン"は上昇するので、かなりの快感刺激を与えても、なかなかイケなくなります。
こんな感じで↓図(C)

「すんごい気持ちよくてイキそうだったのに、姿勢を変えたら快感が遠のいた」
なんてことを経験したことがある方は多いかと思いますが、
それもこの"引き上げライン"の昇降によるものというわけです。
"引き上げライン"は、そういった、
女性の姿勢、力の入れ方や、オーガズムの経験により、大きく上下すると考えて下さい。
そして、オーガズムに達した後は、
10秒~数分程(個人差が大きい)一気に快感が冷め、「敏感さ」だけが残り、オーガズムからの連続した刺激は不快にさえ感じます。※図(A)の(4)
ちなみに、図(A)の快感曲線は、あくまでクリトリス刺激による快感度ですので、
オーガズム後は一気に急降下しているわけです。
(クリトリス刺激以外の『報酬系』による快感もあり、それはまた後で説明します)
ざっと、こんな感じです。
ではこの一連の流れを頭に入れた上で、さらに詳しく見ていきましょう。
まず、
オーガズム時のドーパミン大量分泌は、閾値を超えた後に刺激を続けることで生じるものです。
なので、
閾値を超えてすぐに刺激を止めると、
オーガズムに達したとは言え、ドーパミン分泌は少量に留まり、オーガズム後のクリトリスの"敏感さ"だけが生じます。
→下図(D)の(1)

これはもう快感も薄いし、なんとも後味の悪い感じになりますので、
女性が「イク~!」と言ったら、
愛撫を少なくとも8秒くらいは続けましょう。
これは大体の目安ですが、
まず、「イク~!」と言ってから3秒くらいは同じ強さの刺激を続け、
その後5秒くらいかけて徐々にゆっくりにしていき、
さらに3秒くらいは、触れたまま動きを止めて、その後離す感じです。
そうすることで、
クリトリス自体の快感度は下がっても、別の『報酬系』によるドーパミン放出が残存するため、
全体としての快感度はある程度保たれるんです。
→上図(D)の(2)
この図(D)の、(1)と(2)では、
満足度が大きく大きく違ってきます。
すぐに動きを止めても、イキきれない不満が残りますし、
逆に刺激を続け過ぎても、クリトリス刺激に対しては「快感」は無くなり、「敏感さ」だけが残るので、
快感から一気に不快感に変わってしまいます。
セックスが巧い人は、
このイカせた後の刺激の仕方も絶妙で、
オーガズム後に心地よい余韻を与えることができるわけですね。
それから、快感の強さについてですが、
閾値を超えてからの最終的な快感の強さは、
「オーガズム前の安定した快感」+「オーガズム時の快感」
になります。
その理由は、
通常の『報酬系』快感によるドーパミン分泌と、
オーガズム時のドーパミン大量分泌では、その回路が若干違っているところにあります。
なのでオーガズムに達すると、
通常の快感に上乗せする形で、オーガズム時のドーパミン放出が生じるのです。
図で見ると、「安定した快感」とは、
"縦軸のある一定の高さで横に平行移動しているところ"を指します。
つまり、"引き上げライン"ギリギリのところ。
(図(A)だと、(2)のあたりです)
その安定した快感に上乗せするかたちで、オーガズム時の快感がプラスされるわけです。
図(A)で言うなれば、
(2)+(3)が、トータルの快感ということ。
ちなみに、"引き上げライン"を超えると、すぐに閾値まで達してしまうことが多いので、
"引き上げライン"より上で安定した快感を得るのは難しいです。
その為、トータルの快感は、"引き上げライン"ギリギリの快感が大きく関わってくるわけです。
ここまで、何となく理解でしたでしょうか?
1)引き上げラインを超えれば、ほぼ同じ刺激でオーガズムまで達することができる。
2)快感の強さは、「オーガズム前の安定した快感」と「オーガズム時の快感」の総和である。
とりあえずこれだけ頭に入れて下さい。
そしてここからは、
熟練者の快感度の強いクリトリスオーガズムについて説明します。
最初に男性が熟練者の場合ですが、
これは、僕がよくやる愛撫の方法です。
↓

(1)まず、愛撫をして、"引き上げライン"まで快感を高めます。
(2)さらに愛撫を強くし、快感を高めます。
すると、"引き上げライン"を超えるので「イッちゃう!」となります。
でもそこで、
(3)「もうイッちゃうの?まだイカせないよ」とか言って微妙に刺激を弱め、
"引き上げライン"より上、閾値より下になるよう、愛撫をコントロールします。
(4)で、さらに閾値の際(きわ)を攻める感じで刺激を調節し、
「もうホントにイッちゃう!」となったところで、
(5)「まだダメ、力抜いて」と言って脱力させ、"引き上げライン"を上昇させます。
で、"引き上げライン"を上昇させると、同じ刺激ではすぐに快感が冷めてしまうので、
(6)ちゃんと脱力できたところで(気持ちいいと、うまく脱力できない子もいる)愛撫を強くし、
"引き上げライン"ギリギリで快感を安定させ、
「あ~スゴイ!…もうダメ~、力抜いてるのにイッちゃう~!」となったところでイカせます。
※実際は、もっと時間(横軸)を長くして愛撫していくのですが、図にする都合上短くしています。
こうすると、
「オーガズム前の安定した快感(6)」が普通にイカせる時より高くなるので、
トータルの快感が大きくなるわけです。
それから、女性が熟練者の場合は、
男性の愛撫刺激に合わせて"引き上げライン"をコントロールすることで、
「オーガズム前の安定した快感」をなるだけ高くしていくわけです。
つまり、
男性の刺激が弱すぎるなら、"引き上げライン"を下げて快感度を高めるように引き上げ、
すぐにイッてしまいそうなら、"引き上げライン"を上げて快感度を高い位置で安定させるようにしてからイク。みたいな感じです。
まあ、女性の場合は、何度でもイケるので、
あっさりイッて、またイッて、ということもできますが、
一回のオーガズムで大きな快感を得るには、
上記のように"引き上げライン"をコントロールすることで調節するわけです。
ちなみに、まだカップルの2人とも経験が浅く、
女性の"引き上げライン"は上にあるし、男性の刺激の仕方も巧くない、というのであれば、
図(C)のようになかなかイケなくなるのも頷けると思います。
どうでしょう?
オーガズムについて、少し理解できたでしょうか?
ここまで、
主に"引き上げライン"について語ってきましたが、
快感度を左右する要素は、もちろんそれだけではありません。
僕は、あと二つあると考えています。
一つは「経験」、
そして何より大切なもの、それは「感情」です。
それらについてはまた来週投稿します(たぶん)
次の記事へ→「オーガズムってどんな感じ?~経験との関係~」
他の記事へ→もくじ
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以前投稿した『女性のイクは様々』を、より専門的に書き換えることにしました。
(『もくじ』内のタイトルも、書き換えました)
ではオーガズムの説明に入りますが、
なるだけ分かりやすいように、図を書いてみました。
(ちなみに、「オーガズム」は「イク」と同じ意味です)
下記の図は、
何かの文献から持ってきたわけでもなく、僕が書いたものです。
性科学的調査報告やアンケート調査、経験から考察して、皆さんに分かりやすいようにと図にしてみた感じです。
横軸が時間の流れ、
縦軸が快感の度合いで、上に行くほど快感は高まります。
そして快感が高まり、感覚が閾値(赤いライン)を超えることが『オーガズムに達する(イク)』ということになります。
そして、
人は「快」を感じると、『報酬系』という回路が活性化し、快感物質であるドーパミンが放出されます。
(ドーパミンや報酬系に関しては色んな意見がありますが、ここでは議論しません!)
簡単に言えば、このドーパミン放出量が多いほど、快感が強くなり、
縦軸が上に行くほど、大量のドーパミン放出が生じているということです。
では、それらを踏まえた上で、
クリトリスオーガズム(クリトリスでイクこと)を見ていきながら詳しく説明していきます。
↓図(A)

(1)愛撫により快感が高まり、徐々に上昇していきます。
(2)そしてその感覚が"引き上げライン"(青いライン)まで達すると、一気に快感は引き上げられます。
女性が「もうイッちゃう」とか「イキそう」とか言うのは、
大体この"引き上げライン"を超えたあたりになります。
(3)閾値まで達し、数秒間快感が持続します。
これがオーガズムです。
(4)その後、クリトリス刺激による「快感度」は低下します。(「敏感さ」は低下しない)
こんな感じです。
"引き上げライン"というのは、
女性の状態により変化するもので、
これが高いか?低いか?で「イキやすさ」が変わってきます。
例えば、
足をピンと伸ばし、全身にグーッと力を入れたりすると、この"引き上げライン"を低くすることができ、
結果、少ない刺激でも閾値へと引き上げることができるので、イキ易くなります。
例えば↓図(B)
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どんな姿勢がイキ易いかは、若干個人差がありますが、
自分のイキ易い姿勢、力の入れ方を知っている女性は、この"引き上げライン"をコントロールできるわけですね。
逆に、
股関節、膝を曲げ、さらに全身脱力状態では、
"引き上げライン"は上昇するので、かなりの快感刺激を与えても、なかなかイケなくなります。
こんな感じで↓図(C)
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「すんごい気持ちよくてイキそうだったのに、姿勢を変えたら快感が遠のいた」
なんてことを経験したことがある方は多いかと思いますが、
それもこの"引き上げライン"の昇降によるものというわけです。
"引き上げライン"は、そういった、
女性の姿勢、力の入れ方や、オーガズムの経験により、大きく上下すると考えて下さい。
そして、オーガズムに達した後は、
10秒~数分程(個人差が大きい)一気に快感が冷め、「敏感さ」だけが残り、オーガズムからの連続した刺激は不快にさえ感じます。※図(A)の(4)
ちなみに、図(A)の快感曲線は、あくまでクリトリス刺激による快感度ですので、
オーガズム後は一気に急降下しているわけです。
(クリトリス刺激以外の『報酬系』による快感もあり、それはまた後で説明します)
ざっと、こんな感じです。
ではこの一連の流れを頭に入れた上で、さらに詳しく見ていきましょう。
まず、
オーガズム時のドーパミン大量分泌は、閾値を超えた後に刺激を続けることで生じるものです。
なので、
閾値を超えてすぐに刺激を止めると、
オーガズムに達したとは言え、ドーパミン分泌は少量に留まり、オーガズム後のクリトリスの"敏感さ"だけが生じます。
→下図(D)の(1)
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これはもう快感も薄いし、なんとも後味の悪い感じになりますので、
女性が「イク~!」と言ったら、
愛撫を少なくとも8秒くらいは続けましょう。
これは大体の目安ですが、
まず、「イク~!」と言ってから3秒くらいは同じ強さの刺激を続け、
その後5秒くらいかけて徐々にゆっくりにしていき、
さらに3秒くらいは、触れたまま動きを止めて、その後離す感じです。
そうすることで、
クリトリス自体の快感度は下がっても、別の『報酬系』によるドーパミン放出が残存するため、
全体としての快感度はある程度保たれるんです。
→上図(D)の(2)
この図(D)の、(1)と(2)では、
満足度が大きく大きく違ってきます。
すぐに動きを止めても、イキきれない不満が残りますし、
逆に刺激を続け過ぎても、クリトリス刺激に対しては「快感」は無くなり、「敏感さ」だけが残るので、
快感から一気に不快感に変わってしまいます。
セックスが巧い人は、
このイカせた後の刺激の仕方も絶妙で、
オーガズム後に心地よい余韻を与えることができるわけですね。
それから、快感の強さについてですが、
閾値を超えてからの最終的な快感の強さは、
「オーガズム前の安定した快感」+「オーガズム時の快感」
になります。
その理由は、
通常の『報酬系』快感によるドーパミン分泌と、
オーガズム時のドーパミン大量分泌では、その回路が若干違っているところにあります。
なのでオーガズムに達すると、
通常の快感に上乗せする形で、オーガズム時のドーパミン放出が生じるのです。
図で見ると、「安定した快感」とは、
"縦軸のある一定の高さで横に平行移動しているところ"を指します。
つまり、"引き上げライン"ギリギリのところ。
(図(A)だと、(2)のあたりです)
その安定した快感に上乗せするかたちで、オーガズム時の快感がプラスされるわけです。
図(A)で言うなれば、
(2)+(3)が、トータルの快感ということ。
ちなみに、"引き上げライン"を超えると、すぐに閾値まで達してしまうことが多いので、
"引き上げライン"より上で安定した快感を得るのは難しいです。
その為、トータルの快感は、"引き上げライン"ギリギリの快感が大きく関わってくるわけです。
ここまで、何となく理解でしたでしょうか?
1)引き上げラインを超えれば、ほぼ同じ刺激でオーガズムまで達することができる。
2)快感の強さは、「オーガズム前の安定した快感」と「オーガズム時の快感」の総和である。
とりあえずこれだけ頭に入れて下さい。
そしてここからは、
熟練者の快感度の強いクリトリスオーガズムについて説明します。
最初に男性が熟練者の場合ですが、
これは、僕がよくやる愛撫の方法です。
↓

(1)まず、愛撫をして、"引き上げライン"まで快感を高めます。
(2)さらに愛撫を強くし、快感を高めます。
すると、"引き上げライン"を超えるので「イッちゃう!」となります。
でもそこで、
(3)「もうイッちゃうの?まだイカせないよ」とか言って微妙に刺激を弱め、
"引き上げライン"より上、閾値より下になるよう、愛撫をコントロールします。
(4)で、さらに閾値の際(きわ)を攻める感じで刺激を調節し、
「もうホントにイッちゃう!」となったところで、
(5)「まだダメ、力抜いて」と言って脱力させ、"引き上げライン"を上昇させます。
で、"引き上げライン"を上昇させると、同じ刺激ではすぐに快感が冷めてしまうので、
(6)ちゃんと脱力できたところで(気持ちいいと、うまく脱力できない子もいる)愛撫を強くし、
"引き上げライン"ギリギリで快感を安定させ、
「あ~スゴイ!…もうダメ~、力抜いてるのにイッちゃう~!」となったところでイカせます。
※実際は、もっと時間(横軸)を長くして愛撫していくのですが、図にする都合上短くしています。
こうすると、
「オーガズム前の安定した快感(6)」が普通にイカせる時より高くなるので、
トータルの快感が大きくなるわけです。
それから、女性が熟練者の場合は、
男性の愛撫刺激に合わせて"引き上げライン"をコントロールすることで、
「オーガズム前の安定した快感」をなるだけ高くしていくわけです。
つまり、
男性の刺激が弱すぎるなら、"引き上げライン"を下げて快感度を高めるように引き上げ、
すぐにイッてしまいそうなら、"引き上げライン"を上げて快感度を高い位置で安定させるようにしてからイク。みたいな感じです。
まあ、女性の場合は、何度でもイケるので、
あっさりイッて、またイッて、ということもできますが、
一回のオーガズムで大きな快感を得るには、
上記のように"引き上げライン"をコントロールすることで調節するわけです。
ちなみに、まだカップルの2人とも経験が浅く、
女性の"引き上げライン"は上にあるし、男性の刺激の仕方も巧くない、というのであれば、
図(C)のようになかなかイケなくなるのも頷けると思います。
どうでしょう?
オーガズムについて、少し理解できたでしょうか?
ここまで、
主に"引き上げライン"について語ってきましたが、
快感度を左右する要素は、もちろんそれだけではありません。
僕は、あと二つあると考えています。
一つは「経験」、
そして何より大切なもの、それは「感情」です。
それらについてはまた来週投稿します(たぶん)
次の記事へ→「オーガズムってどんな感じ?~経験との関係~」
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