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お待たせしました。


今回は気持ちのいい潮吹きについて説明します。


※クリトリスのみの刺激による潮吹きについては、
快感を感じるケースが比較的多いのですが、あまり一般的ではありません。
なのでここでは、一番認知度の高い、「膣内刺激による気持ちのいい潮吹き」について詳しく見ていきます。


オーガズムってどんな感じ?~膣編~にて説明したように、
膣はクリトリスに比べ、引き上げラインが高く、イキにくいという特徴があります。

基本的には、
股関節を曲げ、脱力した状態で膣前壁部を刺激すれば、潮吹きします。

ですが、あまり開発されていない女性には、
膣は引き上げラインが高く、快感を感じにくい場所であり、
股関節を曲げた姿勢は、さらに快感を感じにくくさせ、
脱力すればさらにイキにくくなり、
本来、排尿時はオーガズムを感じない、

という生理学的特徴により、潮吹き行為は快感を感じ得ないものなのです。

しかし、かなり膣内が開発された女性にとっては、それは逆に快感を感じられる要素になるのです。

ここでもう一度、オーガズムってどんな感じ?~クリトリス編~の後半部分、
熟練者の快感度の強いクリトリスオーガズムについての説明を読んで欲しいのですが、
わざと引き上げラインを上昇させ、快感を高い位置で安定させる、ということを説明しました。

それと同様に、潮吹き行為により引き上げラインをかなり上昇させることで、
イキにくくはなりつつも、とても高い位置で快感が安定することになるのです。

つまり、
膣内が開発され、膣内刺激で快感を感じているのに、
上記の要素により引き上げラインは上昇し、オーガズムへはなかなか達することはできません。
イキそうでイケないギリギリの気持ち良さ。かなり快感は高まり、本来なら「イケる」刺激です。
でもイケない。でもずっと気持ちいい。。。

これ、感覚的には、イキっぱなしのような気持ち良さがあり、大抵その時に潮吹きをします。
そして最後に強めにガーーって刺激して本当にイカせるんです。

それが最高に気持ちいいわけです。
(とはいえ、引き上げラインを高めつつ膣オーガズムへ導くことができれば、何も潮吹きさせなくとも同様の快感を得る(与える)ことができます)



ところで、潮吹きについてよく言われていることに、
「膣内を刺激していると、Gスポット部分が膨らんでくる(潮が溜まって膨らんでくると主張する人もいる)」
というものがあります。

これ、実は膨らんでいるわけではなく、「排尿しよう」という生理学的現象により、
膣周辺の筋肉が(無意識に)脱力して垂れ下がるために、とても柔らかくなり、膨らんでいるように感じるのです。

排尿時というのは、膣周辺の筋肉は完全に脱力し、弛緩します。
普通セックスのときに、ここまで脱力することはあまりないのですが、
膣前壁の反復刺激により強制排尿がうながされ、ふわっふわに弛緩するのです。

そんな感じで、完全に脱力した状態でオーガズムに達する、というのが気持ちのいい潮吹きの正体なのです。



とはいえ、脱力した状態で膣でイクのは、本当に難しいことです。
かなり開発されていないと無理でしょう。
でもそこまで開発されていて、尚かつ上手く刺激して導くことができれば、潮吹きはとても気持ちのいいものになります。



多くの男性は、「潮吹きは気持ちのいいものだ!」と勘違いをしていますが、
まだ開発段階にある多くの女性にとっては、大して気持ちよくないのです。

さらに言えば、あまり開発されていないのに、潮吹き行為ばかりしていると、
膣の開発が遅れてしまうこともあるのです。

男性が射精しながらおしっこできないのと同じように、
潮吹き(強制排尿)は、基本的にはオーガズムと相反するものです。
「膣内刺激→潮吹き」という条件反射が確立されてしまうと、
「膣内刺激→反オーガズム」という風に開発しているようなものです。
(必ずしもそうだとは言いませんが)


なのでまず、膣内刺激でオーガズムに達することが出来るように、膣内をよーく開発し、
その後、潮吹きプレイをする方が賢明だと、僕は考えています。


何度も言いますが、「もっと快感を感じたい!(感じさせたい!)」というのなら、
潮吹きにこだわる必要はないのです。


見た目が派手なので、AVにはもってこいかもしれませんが、普段のセックスではあまり必要ありません。
実際僕は、普段の生活で潮吹きをさせることはあまりありませんし。
布団もびちゃびちゃになっちゃいますし…。

しかし逆に、潮吹きが視覚的に興奮する材料になるため、より良いセックスができる、というカップルもいることでしょう。

ともかく、「潮吹きは必ずしも良いものではない」というこを踏まえた上で、二人で楽しめる潮吹きプレイをして欲しいです。



では次回は、潮を吹きやすい姿勢について説明していきます。


次の記事へ→『潮吹きさせやすい姿勢とは?

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前回まで長々と説明してきたように、「潮吹き尿吹き」と定義した上で、さらに潮吹きを分析していきたいと思います。




ではまず、
膣内刺激による潮吹きについて説明していきます。




「俺、潮吹かせられるよ(えっへん)」

と、潮吹きはセックスにおけるステータスのようなイメージが強いかと思います。

実際、僕もそう思ってました。



でも実は、潮吹きとは尿吹き。

ただのおしっこ。

潮吹き自体が快感というわけではないのです。



おそらく、潮吹きする女性の半分くらいは、大した快感も無く、ただ吹いているだけでしょう。

それどころか、不快な女性もいることでしょう。



では、その差は一体何なのか?



実はこれは単純なことです。



まず第一に、
「膣内が開発されているかどうか?」です。

膣内刺激のみでイケる女性、
特に、股関節を曲げた状態でイケる女性は、
潮吹きがかなり気持ちよいものになる可能性があります。


でも逆に、
まだ気持ちよいのはクリトリスだけで、膣イキはまだまだ先のこと。
という女性は、例え潮吹きしたとしても、あまり快感を感じることは出来ません。



そして第二に、
「男性が丹念に優しく、気持ちのよい愛撫をしているか?」です。

優しい愛撫無しで、
指でガチャガチャ掻き出す潮吹きは、女性にとっては何の快感もありません。
(いきなり膣に指を入れ、ガシガシ動かしても潮吹きさせることは出来ます。絶対しませんけど)


それでは気持ちよくないばかりか、
逆に痛みを与えているかもしれません。
(男性は「こんなに短時間でイカせてやったぜ」と、満足するかもしれませんが…)


丹念に愛撫をし、
しっかりと膣が充血し、たっぷりの愛液で潤い、
性感が高まった状態での潮吹きでないと、大きな快感は得られないんです。





それから、
クリトリス刺激による潮吹き。

これは、
別に意識しなくても、
そしてあまり経験がなくても潮吹きしてしまう女性もいますし、

膣内刺激の潮吹きに慣れて、潮吹きのコツをつかみ、
クリトリス刺激や他の刺激でも吹けるようになる女性もいます。


これに関しては、
クリトリスに快感を感じる女性でしたら、気持ちのいい潮吹きができる可能性が高いです。


しかしここでも、
丹念に愛撫をし、快感を高めていった方が、より大きな快感を得ることができます。



そしてクリトリス刺激でも、
強い刺激などで痛みを与えたとしても、潮吹きをすることがあります。


たまに、
女性は痛いのを我慢し、苦痛に顔を歪めているのに、
男性は潮吹きをさせたことで「俺がイカせてやった」と勘違いし、その間違った愛撫を毎回続けてしまう…

なんてことがあります。


そんなの悲しいですよね。


潮吹きは、オーガズムとは無関係です。


男性が潮吹きに捕らわれ、潮吹きテクニックばかり練習していても、
女性には何の開発にもなりません。

(潮吹きするようには、なるかも知れませんが…)


そんなことより、
まず、優しい愛撫で膣内開発をしていくべきなんです。


開発順序としては、
クリトリスイキができるようになったら、膣イキできるように開発して、
膣イキの、さらに深いレベルまで開発していく段階で、たまたま潮吹きさせちゃった。



みたいな感じが一番です。


そういった順序なく、まだ全然開発されてないのに、
潮吹きだけ単発でやろうとしても、それは女性には苦痛になる可能性があることを知っておいて下さい。



女性の、
なかなかハッキリとは言えない気持ちも分かりますが、
男性のムチャなプレイには、なるだけ「痛み」を伝えるようにし、

男性は、
なるだけ女性の反応に注意し、分からなければ痛くないか聞いて、

お互いスレ違うことのないよう気をつけましょう。
(・∀・)



今回は主に、
「気持ちよくない潮吹き」について説明してきましたが、

次回は、「気持ちのいい潮吹き」について説明していきます。



次の記事へ→『気持ちのいい潮吹きとは?

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今回は、
潮吹きのメカニズム~潮って何?~
潮吹きのメカニズム~自律神経と強制排尿~にて、長々と説明してきた、

「尿の生成から、排尿と強制排尿」

の8つのポイントを踏まえた上で、
今まで謎とされてきた、
潮吹きに関する様々な疑問を解き明かしていきます。



長文必至です。



ちなみに僕は、
いわゆる、クジラの潮吹きのように、さらさらで無色透明な液体が吹き出す現象を潮吹きと定義します。

つまり、たまに議論に出される、
乳白色(または無色)で少し粘りのある液体が少量飛び散るものは、潮吹きとは別モノとして考えています。

これを一緒にしちゃったら、議論にならないので。



では、ちまたで広まっている潮吹き論について考察していきましょう。
(※僕が「潮吹き」と検索して調べたものを『』で表記します)




『さっき、おしっこしたばかりなのに、大量に吹くから尿のハズが無い』
『おしっこと違って、無色透明、無味無臭(若干しょっぱい)だから尿じゃない』


これらについては、セックス時に尿生成が促進されることで説明がつきます。
前々回抗利尿ホルモンが分泌されないと、10倍以上も尿量が増えると説明しました。

10倍とまではいかなくとも、5~6倍になるだけで、
たとえプレイ前に膀胱が空っぽだったとしても、
10分もすれば「プジョー!プッシャー!」って吹けるくらいの量が溜まります。


簡単に溜まります。


そして、抗利尿ホルモン分泌が抑制されて生成される尿は、
あまり水分の再吸収がされなかった尿です。


尿は、
まず血液が濾過されて、尿のもとになる濾液が生成され、
最終的にはその濾液の水分の大部分が再吸収されるので、
いわば濃縮された尿となって体外へ排泄されているわけです。

つまり普段の尿は、濃縮尿なのです。

血液から濾過される量は、1日を通してほとんど変わりがありませんので、
最終的な水分の再吸収により尿量が調節されるわけです。


つまり、尿量が5~6倍になるということは、
濾液から血液中への、水分の再吸収量が5~6倍減少し、
普段よりも5~6倍、水分過多の尿が生成されるということです。

例えば、
200mlのポカリスエットを1000mlので薄めることを想像してみて下さい。

かなり薄いです。


元々、尿は、オルナミンCとか飲んだりしない限り、色はけっこう薄いものです。
また臭いも、量が少なければそんなに臭わないものです。

普通におしっこする時は、便器に溜まった尿から、蒸気と共に臭いが上がってくるので、独特の臭気を感じますが、
潮吹きくらいの量では、そんなに臭いません。
(一度、尿を手にひっかけて、臭いを嗅いでみて下さい。ほとんど臭いはしないハズです)

しかも、潮吹き時の「潮」は、
普段の尿よりも、何倍も水で薄まった「尿」ですから、
かなり無色透明で無味無臭に近いわけですね。


よって、
おしっこしたすぐ後に噴いたとしても、
無色透明で無味無臭でも、なんの不思議もないわけです。


ちなみに、
エッチの前におしっこしないで、
膀胱内に通常の尿が残っている時に「潮吹き」すると、
黄色っぽい、オーソドックスな尿が出ます。

だから、世に出回る潮吹き講座では、
「プレイの前にトイレに行きましょう」と書いてあったりするわけです。



『水分をたくさん摂ると、潮の量が増える』

これは、水分摂取により、血液中の水分濃度が上がり、抗利尿ホルモン分泌が抑えられるために、
尿量が増える
からです。

セックス時は、副交感神経の影響で、ただでさえ尿量が増えるのに、
さらに水分過多になれば、
短時間で大量に、しかも水のような尿が生成されるわけです。

大量潮吹きAV女優さんは、水分をたくさんとってから撮影に入るようですから、
それこそ10倍近い尿生成がされているのかも知れません。



ちなみに愛液は、水分をたくさん摂ったところで、分泌量はほとんど変わりません。

濡れにくい女性に「水をたくさん飲め」と言ったところで、何も変わらないでしょう。




『潮には、男性でいう前立腺液に似た成分が含まれている』

これは、
潮の成分を調べたところ、
尿の成分がほとんどだったが、僅かにスキーン腺液が含まれていたということです。

スキーン腺液の成分は、前立腺液の成分に似ており、
その開口部は外尿道口(おしっこが出る穴)のすぐ側です。
(尿道に開口していることもある)

潮吹きして飛び散った尿に、スキーン腺液が含まれていても、何の不思議も無いわけです。




『膣液(スキーン腺液など)が膀胱(尿道)に染みだして溜まり、噴出する』

これはもう論外です。
尿路(膀胱、尿道)は、溶質も水も通さない不透過性ですから、
そんなこと、卵の殻から中身が染みだしてくるってくらいあり得ないことです。

スキーン腺が尿道に開口している女性もいますが、それは外尿道口の付近ですから、分泌されればすぐに外に出てきます。


そもそも、膣周辺に分泌される愛液は、
噴出するほど、一度に大量に分泌されるなんてあり得ません。

乳腺を例に出し、乳汁がピューって出るから、膣周辺の腺組織でも起こりうる、
と説明していたりもしますが、乳腺とスキーン腺では大きさが全然違います。

膣周辺の腺組織は、乳腺はもちろん、唾液腺なんかよりもかなり小さく、
溜めておく場所もありません。

生成されればすぐに分泌されるんです。

だから僕は、いわゆる潮吹きのようにプッシャー!って噴出するなんてあり得ないと思うわけです。




『潮吹きは膣口から噴出する』


「尿道から噴出する」という意見の方が多い気もしますが、
膣口からだとする意見もあります。

これは、この記事の最初で潮吹きの定義から外したもので、
膣内に分泌される愛液をさしているものでしょう。

例えば、
オーガズムに達すると、子宮から子宮頸管粘液がドドーッと出てきますが、
それも、かなり多くても数ccしかありませんし、ブッシュー!って吹き出すなんてありえません。

それから、膣壁はいわゆる汗をかきます(オーガズム時に大量にかく)。
これも、普通の汗のようにさらさらの液ですが、やはり吹き出すほど一度に大量分泌することはあり得ない。


汗が「ブシュー!」って噴出しないのと同じように、
物理的にあり得ないんです。


でも、
すごく濡れ易い女性は、それらの愛液が膣内に溜まり、
指やチ○コを入れた際、「ブジュ」っていって溢れ出すことはあります。

それを水鉄砲のように、指で掻き出しているという意見もあるようです。


バルーン現象が起き、膣腔内に愛液が大量に溜まることはあるので、それもありえるでしょう。


しかし、潮吹きをしたことがある方なら分かるかと思いますが、

潮吹きする時は、
ジワ~~ッと尿道付近(または刺激されている部分)に熱いものが溜まるような感覚があり、
「何か溜まってくる…っていうか溢れちゃう!もうダメーー!」ってくらいの感覚があるものです。
(あまり無い人もいます)

膣内に溜まった愛液を、指で掻き出すだけで、あの感覚にはならないでしょう。

そういう感覚が起こるとすれば、
「出口が絞まっている場所に溜まり、その圧力に耐えきれず出口が開くことで吹き出す」
という状況でしょう。

つまりそれは、排尿反射により、
膀胱が収縮(不随意)して尿を送り出そうとしているのに、
内尿道括約筋(不随意)が絞まっていて、
その葛藤により生じる感覚だと思われます。


だからやっぱり、膣口から吹き出すのは潮吹きではないと考えているんです。



『Gスポット周辺を刺激すると潮吹きする』
『クリトリス周辺の刺激により吹くこともある』


これは、前回の記事で書いた、強制排尿により説明できます。

Gスポット周辺は、直接膀胱刺激というよりも、
膀胱の少し下の尿道にあたりますが、これが気持ちのいい潮吹きをするために重要なポイントになるんです。

それについてはまた次回説明していきます。




というわけで、
潮吹き一般論についてざっと見てきましたが、

「潮=尿」と定義すると、全てに納得のいく説明がつくんです。

そして、
「潮=尿以外の分泌液」という考えは、現在の医学、物理学的にあり得ないとしか言えないんです。


ただ、絶対無いとは言い切れません。


なぜなら、まだ科学的に解明されていない「何か」があるかも知れないから。



とりあえず、現時点での僕の結論は、

「潮吹き」が「尿吹き」である可能性は99%です。



もし、異論のある方がいらしたら、是非ともご意見聞かせて下さい!



では、次回は、
尿」という理論に基づいて、もう少し潮吹き現象について分析していきます。

「早く吹かせ方を教えてくれ」と言われるかもしれませんが、こういった理屈を知ることは、とても重要だと考えていますので、もう少しお待ち下さい。



次の記事へ→『「潮吹き」と「オーガズム」は無関係!

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